山形県 酒田の幼稚園『若草幼稚園』です。
園内の様子や入園のご案内の情報をご紹介します。

幼稚園 〒998-0037 山形県酒田市日吉町1-4-34
TEL 0234-22-2132 FAX 0234-22-9740

ベビールーム 〒998-0062 山形県酒田市北新町1-1-58
TEL 0234-25-5191 FAX 0234-25-5192

園長ブログ

リベンジ遠足と創立記念日

2024.10.25

今日は念願叶い、年長組羽黒山遠足でした。今頃、ぐっすり寝てるかな?先生達も!?(笑) お疲れ様でした。早いペースで、駆け登ってきた時にはびっくり。さすが毎日外でたっぷり遊ぶ子ども達の、その体力は恐るべし…でした。

青空に映えるショッキングオレンジの学年Tシャツ、霊験あらたかな雰囲気に子ども達の歓声が響きわたり、千年続く厳かな文化と生命力溢れる子ども達の笑顔がマッチして 静と動、神(信)と新!?不思議なコントラストが面白かったです。

お土産話はどうでしたか?   是非教えてくださいね。

お弁当、送迎にもご協力いただきましてありがとうございました。

 

安全に実施できるようお手伝いいただいたお父さん先生、ありがとうございました!

お疲れ様でした。

 

 

さて、昨日10月24日は本園の69回目の創立記念日でした。

子ども達に次のようにお話しました。

「若草幼稚園は園長先生のおじいさんがつくったのですが、そのおじいさんはお寺のお坊さんでした。そのおじいさんのお父さんもお坊さんで、若草幼稚園の前にも、小さな乳児院をつくっていました。その子ども達はお父さん、お母さんがいませんでした。戦争や災害で亡くなってしまったのです。子ども達をあずかって一緒にすごしていました。そしてそのお坊さんは生き物が大好きで、子ども達のために 小さな動物園をつくりました。

ハトやうさぎ、亀、チャボ、にわとり、文鳥、インコ、さる、やぎ、馬、あひる、犬、とんび、たか、たくさん飼いました。その動物たちの中には、事故や病気で傷つきお世話のためにあずかっていた動物もいました。先生達も一緒にお世話をしました。そのうちに、若草幼稚園は動物がいる幼稚園として有名になりました。

また、たくさんの、ののさまを、グランドやお池やあちらこちらにおまつりしました。子どもを守るのの様、あかちゃんをまもるののさま、お母さんを守る(安産育児)ののさまがたくさんいるんですよ。

 

その中で、みんながよく知っているののさまを紹介しますね。グランドの大仏さまのことはいつもみているから、みなさんはもうわかりますね。(どのクラスにも写真が飾ってあるのですが)「みろくぼさつさま」についておはなししますね。

大仏さまのお弟子さんだった人といわれています。おしゃかさまが亡くなった後(56億7千万年後)に現れて、全ての人を救うといわれています。優しさと安心感(慈愛)をあたえ、他の人の幸せのために努力し、平等な心を大事にしているといわれます。とてもとても優しいお顔をしていますね。先生みたいですか!? お母さんみたい?園長先生は、そのお顔が大好きです。

なにかこまったこと、しんぱいなことが会ったら、じっとながめてみてください。なにか答えがみつかるかもしれませんよ。

 

さあ、若草幼稚園は昔から生き物がいっぱいいて、ののさまもいっぱいいて、いつも見守ってくれていて、先生達も子ども達も元気な幼稚園です。それはこれからも続いていくことでしょう。

たくさんの方々のおかげです。大事にしていきたいとおもいます。

『いちがっき いちばんだいじなじぶんのからだ

にがっき にこにこ ちょうせんだ』

みんながよく知っている合言葉のように、これからも身体と心を大事にしてくださいね。いっぱい食べて、いっぱい遊んで、心と身体をたくさん動かして、大きくなってください。みなさんが元気でいてくれることが、幼稚園は一番うれしいです。

お誕生日をお祝いしてくれてありがとうございます。」

 

 

遠足に行って、季節感を味わい、子ども達のエピソードに微笑み、いつの間にか幸せな余韻に浸っていることに気付く…それもこの職業ならでは…と感じます。

創立69年目を迎え、責任の重さを感じますが、多くの方々とのご縁で今日があることに感謝し、子ども達との日々を大事に過ごしていきたいと思います。

どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。

 

 

今日は念願叶い、年長組羽黒山遠足でした。今頃、ぐっすり寝てる…続きを読む

薫習(くんじゅう)

2024.06.01

今日から6月、衣替えですね。

 

新年度が始まりあっという間に2か月が経ちました。

気温の寒暖差に驚きますが、体調に気を付けてくださいね。

 

さて、先日、久しぶりにOBの方々とゆっくりお話する機会がありました。

楽しかったこと、嬉しかったこと数々思い出されますが、大変だったこと、悲しかったこと、苦しかった?こと等も口に出して「おもいで」として懐かしむことができるのは、

やはり「若草」が紡いだご縁のおかげとありがたく思いました。

 

 

以前、尊敬する上司に「薫習(くんじゅう)」と書いた色紙をいただいたことがありました。

お寺の住職でもあるその方は、その意味を言わずにくださったので、自分で調べ「香りがものにうつるように、よい行い、よい影響を周りにあたえられるような人になりなさい。精進しなさい」という激励の意味かなあ・・・と解釈し、努力しなければと思いました。

 

けれど、そんな人にはなかなかなれるものではなく、逆に私の方が様々な方々から、知らず知らずに影響をうけ励まされたり、自分の過ちを反省したり、「〇さんのような人になりたい」と憧れ真似をし、見習おうといつのまにか自分の志となっていたり・・・と、

「優れた人のそばにいると、自然と行いがよくなっていく」という、もう一つの「薫習」の解釈の仕方もあると実感し、尊敬する方々の「言葉」や「本」や「活動」はさすがだなあ・・・となるべく近くで見たり聞いたりしたいなあと思うようになりました。

 

 

そして、今は、

その住職さんが、私に「薫習」をくださった本来の意味を、やっとわかったように思います。

「そのひと」のそばにいくと、嘘がつけない、自然と笑顔になる、不思議と元気になれる、心が洗われる、自分自身を振り返り反省する、素敵な人になりたいなあと思う、清く生きたいと思う・・・等々。知らず知らず自分自身に深い影響をあたえるそのひと。

 

「そのひと」は、目の前の「子どもたち」でした。

子ども達の存在についての問いだったのだと、今は思います。

 

あたりまえすぎて、気付けないこと、

どこか、か弱きもの、養護、援助の視点でばかりで見つめていないかな?等々

改めて考えなおしてみております。

 

今日は自分自身の心も衣替え!?のスタートとなりました。

 

 

さて、月曜日は、年長組羽黒山遠足のリベンジ!?です。

お弁当や自宅送迎の件もご協力いただきましてありがとうございます。

 

晴れでも雨でも今年ならではの楽しい遠足を!と職員もはりきっております。

お父さん先生もありがとうございます。

 

たくさんの方々のサポートで、子ども達がさらに笑顔になって、

それが皆様の笑顔にも繋がると信じています。

 

どうぞ宜しくおねがいいたします。

 

 

今日から6月、衣替えですね。   新年度が始まりあ…続きを読む

2024年 どうぞよろしくお願いいたします。 

2024.01.22

 『 幼稚園は3学期を迎えました。 

子ども達は、変わらず「くう・ねる・あそぶ・だす(想いも排泄も)」の生活。遊ぶことに「飽きる」ことなく、生きることを「諦める」ことなく(もちろんそんなことを意識するでなく)思い切り泣いて笑って食べて眠って、様々なことを発見し試行錯誤を繰り返しながら大きくなっています。 

・・・・・・・

思い通りにならないこと、いやなことだって沢山経験する園生活ですが、なぜ子ども達はそんなにも元気で逞しいのでしょう?

 

 「うちの子は、何度いっても聞かないんです」とか「前にも約束したのになかなか守れないのですが?」といった悩みを相談されることがよくあります。でも、それはきっと子ども達が「忘れることができる」「リセットすることができるから」だと思うのです。何度言っても忘れる(笑)、約束したことなど(本当に自分が自覚しない限り)覚えていない…それが実は子ども達の原動力!になっていると。

過去(昨日、さっき!?)よりも今日(今)に集中し、毎回新鮮で、その瞬間を存分に楽しむ、夢中になって遊ぶ、遊ぶことに意味付けなどしない、「今」を楽しむ子ども達を見ていると、忘れてリセットする力は大人よりもはるかに優れているなあとつくづく思います。

 

 ですので、「何度も言ったでしょ!」とおこっても無駄ですので、そこは「リセット力」が育っているのだと思いなおして、大人も忘れましょう(笑)

もちろん、気づいてほしいという親の気持ちを話すことで、子ども自ら考える機会にはなりますから

今は「自分で考えようとする種」をまく時期ととらえ、おおらかに待ってみてはどうでしょう。

きっと本当に必要なこと、大事なことと自覚した時の子ども達は、確実に行動に移すことと思います。(過剰な期待せずに!?)・・・・・・』

 

 

上記は、「ぐんぐん通信」と共にお届けする園長文章(1月分)から抜粋したものですが、それを読んだ在園児のお母さんから「パパにもあてはまると思った(笑)」と感想をいただきました。

そうですね。いろいろなところで戦い!?がんばっているからこその「リセット力」と思い、おおいにパパを褒めてあげて下さいね(笑)

 そしてママも褒めてもらいましょう!

 

 

 

 

忘れていいこと、一方で、忘れ風化させてはいけないことについて考えます。

 

新年は地震や事故など痛ましい幕開けとなってしまいました。

日が経つにつれ明らかになっていく現状はさらに深刻です。

 

 

災害の度に被災された方、亡くなった方々と生き残った自分の、生かされた運命や使命について考えます。

答えはでませんが、考え続けること、そして「今」できることを実践し大事に生きる、それだけは変わらずこれからも行動しようと思います。

 

 

 現在、様々な団体が、被害にあわれた方々へ届けるための義援金活動を行っております。全国私立幼稚園連合会・PTA連合会より、園でも保護者にお願いしたところ、自分のお小遣いからだしてくれた子ども達がいました。何かしら感じ、考え行動したことでしょう。

 

園生活を、「真綿で包まれたおとぎ話?のような世界」と、かつて表現した方がいましたが、現代は、真綿では隠せない社会の様々な問題が子ども達にのしかかり、それでも、つぶされることなく精一杯生きる子ども達です。 大人が思う以上に様々考え、ルールを作り出し、自分自身の世界を拡げていっています。

大人がつくる枠に満足せず、未来をつくっていく子ども達でしょう。

 

 

生きるために忘れ、一方で生き抜くためには忘れず考え続けていかなければならないことがあり、それは厳しい現実なのかもしれません。

でも「大人が輝けば子どもが輝き、子どもが輝けば大人も輝く」の若草PTAのモットーのように、

どんな時代(不安はなくなりませんが)でも大人がおおいに希望や夢、ロマンを語りあえるような社会であり、それが子ども達の世界にもしみ込んでいくような日常、場であるよう、引き続き努力していきたいと思います。

 

また長く綴ってしまいましたが、これまで出会った方々に支えられ、これから出会う方々とのご縁を楽しみに、園の理念を大事に職員一同、歩んでまいります。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 被災された方々、子ども達が、少しでも早く笑顔で過ごせますように。

 『 幼稚園は3学期を迎えました。  子ども達は、変わらず「…続きを読む

15年ぶりの再会!

2023.08.08

猛暑が続きますが、皆様おかわりありませんか?

 

さて、今週8月5日の土曜日、花火大会前の午後1時から、

園では、「タイムカプセルオープン式」が行われました。

年長時代に大仏様の台座に納めたカプセルを約15年ぶりに開け、

同級生やお家の方々、当時の職員も一緒に集いとてもとても楽しいひと時でした。

 

現在は成人年齢が変わり、20歳はすでに大人の仲間入り。

一方で人生はまだまだこれから。岐路に立ち、悩むことも多い年頃で、

懐かしい場所、人、ものとの再会が、再び歩みだす力になったら…、

そして大きくなっても、いつまでも子ども達の応援団でいたいと

平成6年度の卒園生から始まり、今年度で15回目。

すでに30年の月日が流れました。

 

 

今年度は短い時間でしたが、飲み物で乾杯!

ビデオをみたり歌ったり踊ったり…!?すぐに当時に戻って懐かしいエピソードに大笑い。

大きくなった子ども達、そしてちっとも変わらない保護者の方々に会えて幸せでした。

 

 

当日、新潟から参加予定の〇くん。朝になって電車がとまり、

参加できないとお家に連絡したそう。それを聞いた〇くんのお母さんが、

「諦めるのは早い!ピンチはチャンス!楽しみにしていたことを簡単に諦めるな!

先生達も準備して待っていてくれるのだから!」と車に飛び乗り、

往復6時間以上かけて新潟から〇くんを連れ、猛暑の中かけつけて下さいました。

セレモニーにぎりぎり間に合い、久しぶりの再会が実現したのでした。

 

あとからそのエピソードを知り、とてもびっくり…そして感動でした。

〇くんはもちろんですが、お母さんもそれだけ楽しみにしていて下さったこと、

そしてその行動力!「ピンチはチャンス!と当時から合言葉のように唱えながら、

どんな時も明るく前向きに捉えるお母さんの笑顔から、かえってこちらが励まされ、元気をもらいました。

 

卒園から今日まで、どれだけのヤマバをこえてきた子ども達でしょう。

そしてそれ以上に数々の苦労を乗り越えて、あるいは抱えながら、

きっと今も我が子を支え見守り続けるお家の方々なのでしょう。

 

 「タイムカプセルオープン式」は、子ども達のお祝いでもあると同時に、

お家の皆さんの子育ての思い出を辿りながら、拍手を贈りたい気持ちになりました。

 

 『父さんが残した 熱い想い

   母さんがくれた あのまなざし』

 

当時、誕生発表会で踊り歌った「君をのせて」のフレーズです。

 

いくつになっても、一番身近な親に対してはなかなか気持ちを伝えにくいといわれますが

(私自身も、そうです…が)

振り返るといろいろな思い出があり(いいことも、悪いことも!?)

やはり自分の原点、命を繋いでくれたのだと、やっと?(この年になって)

思えるようになりました。

 

人生、どんなことも遅すぎる…ということはないのだから。

懐かしい再会を経て、リセットして、

また歩みだした子ども達、保護者の皆さん、そして私達、職員も!…です。

 

 「タイムカプセルオープン式」終了後の夜、

4年ぶりの花火が豪快にあがりました。

鎮魂、疫病退散、平和、復興、再生の象徴でもあると言われる花火大会。

式の余韻と重なって、ものすごく美しく鮮やかに心に残りました。

 

 

 卒園生の皆さん、いつでも遊びに来て下さいね。

猛暑が続きますが、皆様おかわりありませんか?   …続きを読む

入園式~おめでとうございます!

2023.04.08

令和5年度の入園式は雨でした。

 

園庭の樹木や生き物にとっては「命の雨」。

しずくに濡れた蕾が前日よりも膨らんだのは、

栄養がたっぷりため込まれ、

大輪に咲くその時を待っているからでしょう。

 

それは、参列した小さな子ども達の姿と重なり、

これから大きく成長する息吹を感じるような、

これから始まる新生活、未来にそそぐ「めぐみの雨」だと感じました。

 

おしゃかさまが生まれた時も

空から「甘露の雨」が降ってきたと言われていますもの!

雨のスタートは、

小さな身体にみなぎる力を連想させる、最高のスタートだと思いました。

 

 

少子化と言われ久しいですが、

以前よりも子どもをとりまく環境がきびしくなり

ミサイルがとんできたり、戦争が始まったり、

AIが予想外の速さで社会を変えていき・・・

そんな時代を生き抜く力とは?

 

 

 また、インターネットの進展により、仕事も生活も日本に留まらず、

活躍の場は世界に広がっていくことが予想されますが、

そんな広い視野も必要な一方で、

身近なもの、ことに目を向け、自分自身の内なるものに気付ける力、

地域や家族に心を寄せたり、

小さな事柄を大事に思える感性も大切と思います。

 

 「幸せはさがすのではなく、気付くもの」というCM?がながれていましたが、

日常を大切に思えることは素敵ですね。

 

 

 乳幼児期は、何かを高く高く積み上げることをねらうのではなく、

裾野を広げる時期だといつも思います。

 

広い世界にワクワクしながらチャレンジする楽しさと、

身近なものに関心を寄せ気付ける感性、

それは、どんな時代でも生き抜く力の源でもあると思います。

その力を育んでいける園生活でありたいと思います。

 

 

 入園式では、オープニングの職員の踊りに、前会長と新会長、

そしてお父さん方がとび入りで参加して下さいました。

 やるなら全力で!のお姿に学びます。

大人が笑顔だと子ども達もますます笑顔になりますね。

大人の姿を見て育つ子ども達なのであれば、どうか大人も元気で

ロマンを語りあいましょう!

苦しみや悩みは分かち合いましょう!

きれいごとと思われるかもしれませんが、大人も

「くう・ねる・あそぶ・だす(想いも排泄も)」が大事です。

我慢せず、遠慮なく想いをだしましょう!

子ども達、保護者、職員とで紡いでいく園生活です。

一緒に考えあっていきましょう。

 どうか、保護者の皆様も一緒に園生活を楽しんで下さいね。

 

(役員の立候補もお待ちしておりま~す・・・笑)

 

 

賑やかに始まった令和5年度。

新しい出会いも嬉しいです。

 

 

卒園生、転勤したご家族、そしてOBの皆様もお元気でしょうか?

きっとそれぞれ新しいスタートをきったことでしょう。

園庭には、一人一人のエピソードや様々な思い出がいっぱいで、

それをずっと見とどけてきた大仏さんは変わらずグランドにいて、

揺るがずに立ち、これからも応援し続けることでしょう。

疲れたら、リセットに来て下さいね。

 

新年度、どうぞ宜しくお願い致します!

令和5年度の入園式は雨でした。   園庭の樹木や生…続きを読む

誇りをもって・・・

2023.04.01

あるお母さんが「子育てに自信がない…」と相談したことに対して、

「自信なんてなくていい。自信はいざという時につけるアクセサリーのようなもの。

普段はなくていい。誇りさえあれば・・・」と話していた方がいました。

なるほど。

「自信をもって」とよく言われるけれど、いつも持ち続けていることってできるのだろうか?

常に自信たっぷりな人っているのだろうか?と考えた時、

確かに「自信になった」「自信がついた」などと使う時、

持続的な意味合いよりもその時点での心持ちをあらわす言い方が多いように感じました。
(いつもはなくていいのか・・・とちょっと安心!?)

では、「誇り」とは?

かえって「誇り」を持つことの方がハードルが高い??

まるで禅問答!?になってしまいそうですが、

子育てに正解はないと言われるからこそ、悩むお父さんお母さん方にとって、
では「誇り」とは!???

卒園式での子ども達の姿、最終日になって、より思い出される数年間の数々のエピソード、

泣いて笑って感じ考え行動して、再び挑戦して・・・それぞれの場面での子ども達の姿を振り返ると、

確実に大きく逞しく成長したなあと感動します。

すでに幼稚園よりも広い世界に羽ばたいていった子ども達ですが、

きっとこれからもっともっと力を発揮していくことでしょう。

私達職員にとっては自慢の子ども達です。


その子ども達のお父さん、お母さんですもの!

様々悩み戸惑いながら奮闘し迎えた節目に、

りっぱに巣立っていった子ども達の親として、

どうか今はご自分をたくさんたくさん認め称えてくださいね。

その誇りは、ものすごく清く高く強く尊く輝き続けているのだと思います!

そして、若草幼稚園が子ども達にとっても、

いつまでも「誇り」として心にとどまり

これからも何かしら支えとなっていったら嬉しいなあと思います。

すでに前を向いて(後ろは振り返らず)進む子ども達です。

これからも様々な人、もの、こと、自然、文化との出会いを楽しんで下さいね。

 

今日から、新入園児を迎えプレイスクールがスタートしました。

緊張を和らげようと心を込めて保育にあたる先生達です。

学童で、はじめの一歩を踏み出した卒園生の姿を重ねながら、

きっと同じように大事に迎えてもらっている姿を想いながら。

 

保護者の皆様、ご協力いただきまして、支えていただきましてありがとうございました。

ご縁に感謝です。

私も、いざという時には、自信というアクセサリーをつけて、

若草の誇りを心に輝かせ、これからも努力してまいります!


どうぞ宜しくお願い致します。

 

あるお母さんが「子育てに自信がない…」と相談したことに対して…続きを読む

マスクペイント?

2023.02.16

「ぴょんぴょん広場」の通信にも書かせていただきましたが、

先日、バラエティー番組で「俺さま王子キャラ!?」のタレントが

「俺が下を向くのは靴を履くときだけ」と俺さま語録を連発し、大笑いしました。

そんな自信、自己肯定感たっぷりの様子が人気なのは、何かしらの不安感が蔓延する現代を物語っているのかもしれません。

マスク生活が長くなりさらに不安感が増すと、落ち込んだり知らず知らず下を向いていることが多くなるなあと自分自身を振り返りハッとさせられました。

 

ところで、「自己肯定感」をあげる簡単な方法は、「すりすり、トントン、なでなで(スキンシップ)」と

「人の笑顔をみること」だそうです。

「人の笑顔を見ること」については、先日もこのブログで紹介しました。

 

「笑顔」は目と口があってこそ認識されるそうで、いくら目が笑っていても、口がないと「笑顔」と認識されにくいそうです。

マスク生活が表情を(声をも!?)隠し、つられて気持ちも下向きになっていく場合もあるのでは?と思った時に、マスクペイント(勝手につくった造語です…)を始め、只今三ヶ月めに入りました。

マスクに笑っている口を描いただけの単純なものですが、

子ども達とよく目が合うようになり、見上げて大笑いしたり、

次第にリクエストも増え(一番人気はなぜかバイキンマン…笑ってないけど!?)

朝のスタートが私自身いっそう楽しくなりました。

時々お会いする方々には違和感があったかもしれませんが、

気付かずそのまま外出することもあって…次第に日常になりつつあります(笑)

 

 

大人も子どももスキンシップや笑顔が大事。

あたりまえのことのようで、意外に意識しないとできない時があるかもしれません。

あえて笑顔をつくることで気持ちがおいついていくこともあるでしょう。

 

「形」が先か「心」が先か…もうこの際どっちでもよくて、自己肯定感があがる!と信じて、

ちょっぴり疲れた時のおまじない?「すりすり、トントン、なでなで」と「とびっきりの笑顔」で

困難?をのりきっていきましょう!(脳は思い込み次第!)

 

 

年長組は「巣立ち」までカウントダウン。

広い世界に羽ばたこうと、小さな羽を広げ始めているように思えます。

 

子育ては一つクリアしてもまた次々ミッション!?がやってきます。

でも一人じゃない!

お家の皆さん、どうぞ周りを頼って下さいね。

大人も子どもも安心して頼れる、笑顔いっぱいの園でありたいと思います。

 

今年度も沢山ご協力いただきましてありがとうございました!

 

今度はマスクペイントでなく本物の?笑顔でお会いできますように💛💛

 

 

「ぴょんぴょん広場」の通信にも書かせていただきましたが、 先…続きを読む

今年も宜しくお願い致します!

2023.01.06

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

 

本日は3学期始業式でした。

久しぶりにホールで顔を揃えて行うことができました。

 

今年は卯の年。

幼稚園には現在4羽のうさぎがいます。

その中には、落とし物として警察に保護され、その後飼い主が現れず、園に引き取られた経緯のうさぎがいます。狭いゲージに3羽いれられたまま放置されていたとのこと。園に連れてこられた時、外国種?のようで、とても毛並みが長く美しい様子、きっと沢山の人たちに癒しを与えてくれた存在だったろうに…と切ない想いでした。

 

その後1羽が亡くなりました。世話をする中で生き物の「死」に接し、感じ考える子ども達です。

生き物との出会いに喜び癒され、一方で責任を自覚し覚悟し向き合う先生達です。

 

 

 

人間も生き物も、そしておもちゃなどの遊具、ものに対しても、大事に想い、

みんなが平和に暮らせる1年でありますようにと願い、始業式でもお話しました。

 

 

理想論・抽象的思考では、様々な問題は解決しないかもしれません。

けれど、理想や希望、夢、ロマンを語れない世の中では、もっと解決困難と思います。

 

「教育、教えることとは、希望を語ること」

  ・・・あまりに有名な文言かもしれませんが、

生きることのワクワク感が溢れる園生活でありたいと思います。

 

子ども達はいつもワクワク感に突き動かされ、学び感じ考える日々です。

園庭には、園生活には、「哲学」が溢れています。

今年も、共に満喫していきましょう!

 

 

明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願い致します…続きを読む

金魚は8秒、若者9秒!???

2022.11.24

ものすごく久しぶりの投稿です。

皆様お元気でいらっしゃいますか?

 

先日、研修会で興味深いお話を聴いてきました。

金魚の集中力は約8秒、若者の集中力は約9秒・・・!???

ということで、今は 若者にとって、YouTubeも長すぎて、TikTokのように次々変化するもの、

超スピードが好まれ、長い話は入っていかないのだとか・・・。

 

え~!!

と、まずは、金魚に「集中力」があったことに驚いて、

「若者」って何歳までだろう??などと考えながら、

つい、くどい話をしてしまう自分を反省し、

伝えたいことを短く、そして伝わるように話すことの難しさ、大切さを痛感し、

シャワーははやいけど、やっぱり湯舟に浸かって、ゆっくり温泉がいいなあ・・・

などと脈絡のないことを考えつつ、

便利さや効率化、無駄?育むということについてしばらく思いめぐらし帰路につきました。

 

考えてみると幼稚園というところは、かなり「待つ」ことが多く、すぐに結果や答えを求めずに継続し続け、

ある意味無駄が多いかもしれません。

「無用の用」という言葉を、昔、倫理の時間、ユニークな先生が教えてくれました。

時々、いいわけ?のように自分に言い聞かせ開き直って使ったりしていますが、開き直って遠回りすることが、

園でも必要なことがあります。

 

 

また、研修会で印象的だったことがもう一つ。

子どもも大人も、自己肯定感をあげるための最も簡単な方法は、「人の笑顔をみること」だそうです。

誰かの笑顔を見ると、確かに心が和らぎますね。

(昨日のサッカー勝利の際の盛り上がり!笑み、笑み、笑みでした!)

それが自分に向けられた笑顔だったら、そしてお互いに笑顔だったら。

 

 

なんだかどんどん曖昧で抽象的になっていってしまいますが、

いつかまた、皆さんともお話してみたいなあ・・・と思います。

 

さて、明日から「造形展」が始まります。

子ども達が金魚さんよりもはるかに集中して!?取り組み、表現した世界。

今年度も年長組は、「観て・触って・遊べる造形展」と称し、展示するだけでなく遊んで体験できる内容です。

学年ごとのテーマや子ども達の姿、先生達の想いなどを綴った冊子を本日お渡ししました。

文字がた~くさんですが、どうぞご覧下さい。

そして是非、子ども達の表現を楽しんで下さいね。

心ときめき笑顔あふれる造形展でありますように。

 

 

 

 

 

 

ものすごく久しぶりの投稿です。 皆様お元気でいらっしゃいます…続きを読む

この頃の子ども達~遊びの中から

2022.07.21

先日、年長組の子ども達が大型積み木を組み立て、楽しそうにごっこ遊びをしていました。

その様子を見ていた私に、〇ちゃんが「(遊びに)はいりたいの?人魚になる?」と誘ってくれました。

 残念ながら仕事の電話でその場を離れましたが、あとで思い出してはクスクス・・・

とてもとても愉快な気持ちでした。そう、私は人魚になれるのだ!と(笑)

 

 子ども達は自由です。

どんなものにも変身できて、どんなところにも行ける。

〇歳の私も人魚になれるし、お姫様や悪者をやっつけるヒーローにもなれる。

子ども達の遊びの中では、立場や年齢やその他、様々な「枠」や「形」に捉われず

その世界を満喫することができる。

あたりまえのことのようで、改めて、不思議で素敵な時間が園生活には流れているなあと感じました。

 

 その年長児達は、サメになったり、小さな魚家族がいたり、ストーリーを共有しながら、

まるで本当に海の中のように遊び楽しんでいました。

人魚達がそのうち追いかけっこを始め(・・・人魚達、足あるし、速い!?)

見ていて大笑いしましたが、そもそも「人魚に足がある!?」と突っ込みたくなるのは、

私が「枠」にはまっているからだなあと反省。

アスリートのように足が速い人魚もいるかもしれない・・・と思ってみると、

またまた日常が楽しくなるような気分でした。

 

 子ども達といると、固定観念にとらわれている自分に気付くことがあります。

この世に見えているものは、人間の脳が認知しているもののほんの一部でしかないし、

認知していないもの、認知できないものがどれほど多いことか?

認知できることで、生活が豊かになったり様々なリスクを回避できることが多い一方で、

認知できるとの「思い込み」が危険を招くこともあり、常に柔軟な心持ちでいたいと自分自身に問います。

 

 感染症の増大や予想外の深刻なニュースに不安はつきない日々ですが、

それでも子ども達の笑顔は輝き、変わらず全力で「今」を生きています。

創造力、尽きない好奇心、意欲に溢れています。

そんな姿を大事にこれからも育んでいける園生活でありたいと思います。

 皆様もどうぞ「今」「日常」に目を向け、お子さんと発見を楽しんで下さいね。

 

 

 

とうとう明日は一学期終業式です。

 

先日、年長組の子ども達が大型積み木を組み立て、楽しそうにごっ…続きを読む

このページのトップへ