15年ぶりの再会!
2023.08.08猛暑が続きますが、皆様おかわりありませんか?
さて、今週8月5日の土曜日、花火大会前の午後1時から、
園では、「タイムカプセルオープン式」が行われました。
年長時代に大仏様の台座に納めたカプセルを約15年ぶりに開け、
同級生やお家の方々、当時の職員も一緒に集いとてもとても楽しいひと時でした。
現在は成人年齢が変わり、20歳はすでに大人の仲間入り。
一方で人生はまだまだこれから。岐路に立ち、悩むことも多い年頃で、
懐かしい場所、人、ものとの再会が、再び歩みだす力になったら…、
そして大きくなっても、いつまでも子ども達の応援団でいたいと
平成6年度の卒園生から始まり、今年度で15回目。
すでに30年の月日が流れました。
今年度は短い時間でしたが、飲み物で乾杯!
ビデオをみたり歌ったり踊ったり…!?すぐに当時に戻って懐かしいエピソードに大笑い。
大きくなった子ども達、そしてちっとも変わらない保護者の方々に会えて幸せでした。
当日、新潟から参加予定の〇くん。朝になって電車がとまり、
参加できないとお家に連絡したそう。それを聞いた〇くんのお母さんが、
「諦めるのは早い!ピンチはチャンス!楽しみにしていたことを簡単に諦めるな!
先生達も準備して待っていてくれるのだから!」と車に飛び乗り、
往復6時間以上かけて新潟から〇くんを連れ、猛暑の中かけつけて下さいました。
セレモニーにぎりぎり間に合い、久しぶりの再会が実現したのでした。
あとからそのエピソードを知り、とてもびっくり…そして感動でした。
〇くんはもちろんですが、お母さんもそれだけ楽しみにしていて下さったこと、
そしてその行動力!「ピンチはチャンス!と当時から合言葉のように唱えながら、
どんな時も明るく前向きに捉えるお母さんの笑顔から、かえってこちらが励まされ、元気をもらいました。
卒園から今日まで、どれだけのヤマバをこえてきた子ども達でしょう。
そしてそれ以上に数々の苦労を乗り越えて、あるいは抱えながら、
きっと今も我が子を支え見守り続けるお家の方々なのでしょう。
「タイムカプセルオープン式」は、子ども達のお祝いでもあると同時に、
お家の皆さんの子育ての思い出を辿りながら、拍手を贈りたい気持ちになりました。
『父さんが残した 熱い想い
母さんがくれた あのまなざし』
当時、誕生発表会で踊り歌った「君をのせて」のフレーズです。
いくつになっても、一番身近な親に対してはなかなか気持ちを伝えにくいといわれますが
(私自身も、そうです…が)
振り返るといろいろな思い出があり(いいことも、悪いことも!?)
やはり自分の原点、命を繋いでくれたのだと、やっと?(この年になって)
思えるようになりました。
人生、どんなことも遅すぎる…ということはないのだから。
懐かしい再会を経て、リセットして、
また歩みだした子ども達、保護者の皆さん、そして私達、職員も!…です。
「タイムカプセルオープン式」終了後の夜、
4年ぶりの花火が豪快にあがりました。
鎮魂、疫病退散、平和、復興、再生の象徴でもあると言われる花火大会。
式の余韻と重なって、ものすごく美しく鮮やかに心に残りました。
卒園生の皆さん、いつでも遊びに来て下さいね。