2021年が終わります~ご協力いただきましてありがとうございました!
2021.12.25昨日は2学期終業式でした。
今年度、ベビールーム(0歳~2歳)では初めての「保育参観」を行いました。なるべく普段の姿を見ていただきたいと、別室から(20×30cmぐらいの窓をつくり)子ども達には内緒でそこからのぞいてみていただきました。
2歳児クラスでのこと。
小さな窓ですが、子ども達が自分のママ、パパと気付き、さらには友達のママのことも認識できていたとのエピソードに、マスクのお顔があたりまえとなり、目の部分だけでも子ども達は区別できているのだろうと参観後に話題になりました。また、自分のママ、パパとわかった後もそのまま好きな遊びに夢中になる姿、あるいは親の存在に気付かずとも、普段通りに担任や友達と関わる様子を見ることができよかったとの声も多かったです。
非日常が日常になりつつある昨今ですが、子ども達は身体全部の感覚を使って一生懸命情報を招集し、順応し、精いっぱい自分の力を、自分自身を発揮しているのだなあと実感しました。
様々な制限があったとしても、本来内在する別の能力を働かせ(補い)判断し行動している子ども達なのだと思うと、きっとこれからまだまだ大人の想像を超えた力を発揮して自分の世界を拡げていくものと頼もしいかぎりです。
話は変わりますが、12月8日は仏教では「成道会(じょうどうえ)」といい、お釈迦様がおさとりを開いた大切な日とされています。園でも、年長・年中組の子ども達がお寺での供養に参加しました。
その一方で、例年クリスマスを意識したお楽しみ会や親子レクリエーション、制作、装飾なども、それぞれのクラス、学年で行い、「仏教園?なのになぜ!?」と以前質問をうけたことがあります。確かに私が勤め始めた当初はクリスマスの制作はありませんでした。
また、その質問と一緒に思い出すことがあります。
あるキリスト教系の大学の礼拝を見学する機会があり、広い礼拝室を持つその大学には、「仏教研究会」なるサークルがあり、「異なるものを知ることで我が道が見える」「異なるようでいて実は普遍的」「その宗教ならではの尊さ、美しさ」「排他ではなく受容・理解」等、学生と教授が議論する姿が印象的でした。異なるものを受け入れその文化、理念に触れることは面白いことだと思います。
(イベントがきっかけとなって関心が広がり、由来や本来の意味についてうんちくを語る?子もいたりして、実は幼稚園のイベントはなかなか奥が深かったりするんですよ・・・笑 )
子ども達にとって現代は、クリスマスは身近な冬の大イベント。例え商業的ベースにのせられて?いたとしても、クリスマスにちなんだ歌や装飾の美しさ、街全体を包むキラキラ感、もうすぐ新年を迎える期待感など子ども達が漠然とでも感じ、何かしら心にワクワク感、希望がやどり踏み出していけたらいいなあと思っています。
23日には、園にもサプライズサンタさんが登場!
(ちょっとイヴァン先生に似ていたけど!?)笑顔いっぱいの子ども達でした。
いよいよ2021年が終わります。
「不便から生まれる工夫」「困惑から育まれる思考」
「挑戦して気付く可能性、達成感」
「不足から感じる感謝」「笑顔から拡がるつながり」
そしてやはり
「愛から育まれ沁み込む安心感」・・・
2学期も子ども達の姿から多くを学んだ日々でした。一見何げない姿でも、子ども達の心の成長は大きいことと思います。そんな子ども達の素敵な変化に目を向け、受け止めていきたいと思います。
この一年、様々のりこえ、沢山頑張った子ども達
そしてもっともっと頑張ったお家の皆さんご自身をも、
たくさんたくさん褒めてあげて下さいね。
沢山ご協力いただきまして支えていただきましてありがとうございました。
今学期の反省を3学期につなげ、新年も理念を明確に、
伝統と改革、変えていく柔軟性を持ち、職員一同努力してまいります。
どうぞ宜しくお願い致します。
楽しいクリスマスを!
そして
よいお年を!