サンタの交代
2017.12.19若草幼稚園は現在は学校法人ですが、元々はお寺で創立した園です。だから園行事としてはクリスマスはしませんが、各クラスの親子レクや未就園児対象のイベントではたびたびサンタが登場します。
先月末行われた「ぴょんぴょん広場」では、イバン先生がサンタに扮して、未就園児の皆さんにプレゼントを渡しました。ブルガリア人のイバン先生は、サンタさんにぴったりですね。実は昨年までは園長がその役でしたが、2枚目の画像のように法要直後に、掟破りの早着替えしてやる場合もありました。
今年から、見た目的にも宗教的にも、ようやく適切な人事配置となりました。
二人の門出
2017.08.28左の写真を何気なくネットで見て、(どっかで見た構図だなあ)と思い記憶をめぐらしたら、右の写真でした。一昨年の年長さんです(あったか60学年)。傘を差し出すE君、複雑な表情(笑)。傘は、すくすく畑に群生するオオオナモミの葉っぱです。畑の活動中に突然の土砂降りだったので、みんなこの葉っぱを傘替わりにして園に戻りました。「雨もまた楽し」。
ドイツ人高校生のホームステイ
2017.08.04森の山まつり
2017.07.26お盆に各家に帰り温かく接待を受けた先祖の精霊は、子孫に送られながら16日早朝、現世と来世の境に存在する近くの森の山に集まり、8月24日の地蔵盆の前後まで留まるといわれています。
持地院の森の山まつりは、620年前から多くの信者の手により灯明やお花が供えられ、線香の煙りも絶えることなく続いてきました。お盆で帰ってきた精霊を、懇ろに見送る場であります。
酒田の夏の夜会式(よいしき)の最後を飾る「森の山まつり」。夜間はライトアップされた酒田大仏が見守り、沢山の行燈が並ぶ中、飲食物やお子さん向けの屋台も出ます。是非ご家族でお越し下さい。
最終日の夜、閻魔大王と鬼がやってくる!もう嘘はつけない…。
教え育てる力と喜び
2017.07.20持地院では、寺報「境内と園庭」を年4回発行しています(檀家さんと幼稚園保護者向け)。その中で、幼稚園保護者OBの池田健さんより、ご長男についてのコラム「教え育てる力と喜び」を連載頂いております。こちらでも紹介します。
21年前制作のマウントキャビン
2017.07.14一昨日11日、工務店を営む保護者OBのKさんが久々に来園されました。グランドの遊具「マウントキャビン」の修繕依頼のためです。
実はこの遊具、21年前の平成8年、当時PTA会長だったKさんを中心に保護者が制作しました。鶴岡の山まで木を取りに行き、防腐処理し、皆で組み立てました。その年度の卒園記念品です。その後長く子ども達から愛されてきましたが、20年以上経ちさすがにガタつき始めたので、修繕し補強工事します。Kさんも、自分達で作った遊具がこんなに長い間現役でいることに驚いていました。さぞや愛情深く作業してくれることでしょう。
ここ20年の間、ツリーハウス(築山)、カブトムシハウス、トンボ池、畑の東屋、泥んこプール、スクーター小屋、ベンチ付きテーブル、ツリーハウス(すくすく畑)、森の山探検道等々、一連の保護者制作の流れがありましたが、マウントキャビンはその草分け的存在です。その意味で私としても大変感慨深いです。今後も長く現役を続けてほしいと思います。
希望いっぱいコンサート
2017.07.09「こんにちは、若草幼稚園です。第14回希望いっぱいコンサートの開催おめでとうございます。今年も年長組が出演させていただきます。今年の年長組の子ども達の合言葉は「元気・勇気・ラッキー! 」です。困ったことがあっても、仲間と「元気・勇気・ラッキー! 」と踏み出す子ども達…。四季折々の豊かな自然の中で、沢山の発見をし、大きくなっていっています。
今日は、 日頃の姿を映像でご覧いただき、また、「ぼくたちのうた」 という曲を歌い、「やってみよう」 という曲で踊ります。
子ども達が生まれたのは、東日本大震災の年でした。子ども達の元気な歌声が、子ども達の笑顔が、人と人を結び、助け合い、強い絆となって、未来に、そしてたくさんの方々の心に、大輪の花が咲きますように…、そして、本日おいでの皆様にも「元気・勇気・ラッキー!
野菜収穫
2017.07.056/30 夏野菜収穫&試食(年長組)
この日はズッキーニ祭り。画像の上段全部がズッキーニです。いろいろなサイズや形、色があって面白いです。一部肥大させすぎですが、子ども達はでかいほど喜ぶのです。ピーマン、ナス、きゅうりも少し収穫。かなりや園児はアイスプラントをがっちりと採りました。その場で調理してさっそく試食。きゅうりは生、ズッキーニは炒め、アイスプラントは湯がいてマヨネーズ和え。すくすく畑マジックで食欲旺盛でした。美味かった!
ほうれん草のビビンバ丼
2017.06.276/17の土曜日の一コマです。この日の給食メニューは「ほうれん草のビビンバ丼」。先日ほうれん草を収穫した年長さんは、ポパイの影響でモリモリ食べていました。写真のRちゃんも食欲旺盛!ところでこの日の調理師さんは、保護者でもあるKさん。何と…先日のポパイ劇場で、ポパイからやっつけられたブルートの奥さんです。毎日美味しい給食作ってくれています。実はブルートも、ほうれん草パワーの持ち主だったのですね。
心の中の防潮堤
2017.06.21昨日から園長は、庄内地区の曹洞宗の僧侶や檀信徒の方々と、岩手県に来ております。今日は被災地の陸前高田市で、震災で亡くなった方々の供養を行いました。毎年宮城や福島へは追悼供養や傾聴ボランティアで訪れていますが、岩手の被災地は初めてです。
現地では震災を経験した語り部の方より、当日の状況や復興への取り組みを話して頂きました。津波の襲来の様子や生死の境目、肉親とのつらい別れ、人々が互いに支え合う様子等一つ一つのエピソードが生々しく、かつ胸を打つ内容でした。「奇跡の一本松」や「津波てんでんこ」等記録を読んだり、映像で見たりしてわかっているつもりでしたが、現地で直に見て聞くことで、臨場感や理解度が全然違いました。街はだいぶ新しい建物や道路が造られていましたが、街全体のかさ上げの為の盛り土の塊の数々、沢山の重機の列を見て、復興まではまだまだ道半ばの思いを強くしました。
過去の津波では、防潮堤が役立ち被害が最小限に食い止められたことがありました。しかし今回は、地震後すぐに高台に逃げた人と、防潮堤を信じて避難が遅れた人で生死が分かれました。現在は新しい防潮堤が建設中です。語り部の方の最後の言葉が印象的でした。「人が作ったものに頼らないで下さい。その代わり、自分の心の中の防潮堤を高くして下さい」。
今年は震災後7回忌の供養で、仏教でいえば次の節目は13回忌です。しかし現地では間隔は空けようがなく、一年一年の積み重ね、そして故人への日々変わらない想いを実感しました。 合掌