忘れられない年度(平成28年度広報わかくさ最終号)
2016.12.31平成二十八年度は、私にとって忘れたくても忘れられない年度になりました。まず五月の遠足を、急な体調不良で不参加。二十年以上、毎年年長園児と羽黒山を登ってきたのに…。その分酒田祭りや夏季保育で挽回し(?)、さあ、秋の行事も目いっぱい頑張るぞ!と張り切っていたのに、バイクでスッテンコロリン。運動会にも出られず、その後三ヶ月以上も入院生活。園の方は、教頭以下先生達の踏ん張りで園長不在の穴を感じさせず、園長がいなくても問題なしということがバレてしまった(泣)。
三学期に入り、やっと毎日子ども達と一緒に過ごしていたのに、もう巣立ちの時が…。新園舎も完成し、すべてが新しく、広く明るくなった部屋で一番最初に過ごした年長さん。例年より君達と過ごす期間が短く申し訳なかったのですが、その分、松葉杖姿の私に対して励ましの言葉をかけてくれたり、優しい気遣いを見せてくれました。そんな年長さんのことは、やはり忘れられません。
卒園おめでとうございます。
ムービー「旧園舎解体から新園舎完成まで」
2016.12.25旧園舎の思い出、解体(木も一緒に)、そして新園舎建築、完成、保育スタート、さらに切った木で制作した記念品完成までを画像で紹介します。
「旧園舎解体から新園舎完成まで」旧園舎の思い出、解体(木も一緒に)、そして新園舎建築、完成、保育スタート、さらに切った木で制作した記念品完成までを画像で紹介します。
若草幼稚園(酒田市)さんの投稿 2016年12月17日
ムービー「51の夜」
2016.12.25「51の夜」(園長のアクシデントの顛末)*保護者制作
先日の祭典で最後に突然、年長のお父さん達が替え歌「51の夜」をギター演奏で歌い始めました。この画面を見せながら…。「15の夜」は大好きでよく聴いていましたが、まさか自分がこの曲でいじられるとは…。園長51才、最高に可笑しく、嬉しく、感動しました。ありがとうございました。(BGMと最後の写真はこちらで追加しました)
「51の夜」(園長のアクシデントの顛末)*保護者制作先日の「若草の祭典」で最後に突然、年長のお父さん達が「15の夜」の替え歌「51の夜」をギター演奏で歌い始めました。この画面を見せながら…。「15の夜」は大好きでよく聴いていましたが、まさか自分がこの曲でいじられるとは…。園長51才、最高に可笑しく、嬉しく、感動しました。ありがとうございました。(BGMと最後の写真はこちらで追加しました)
若草幼稚園(酒田市)さんの投稿 2016年12月13日
「若草の祭典と療養生活 」(12/12若草リレーブログより)
2016.12.25今日のブログは久々の園長です。皆さん、ご心配おかけしました。
一昨日10日、新園舎の「竣工式」が無事に終わり、その夜が「若草の祭典」でした。画像を見てわかるように、非常に盛り沢山でした(笑)。(あえて画像サイズは小さくしました)
各クラスのパフォーマンスのクオリティが高い!(これらの画像は、保護者OBのN田さんから送ってもらったので、OBの余興シーンだけありません。ごめんなさい)。50代の私には、若い保護者の皆さんの繰り広げる余興の内容(元ネタ)が「??」というものもありました。でも皆さん楽しんで一生懸命やっているので、こちらまで楽しくなり、情熱のおすそ分けをもらいました。
普段は子ども達が飛んだり跳ねたり、歌ったり踊ったりしている幼稚園ホールで、保護者の皆さんが躍動しました。年に一回だけの大人の発表会。何かを表現したい!という気持ちは、大人になれば自分で決めた限界、照れが邪魔してなかなか表せませんが、ちょっとお酒の力を借りて無邪気に発散。すると…、はまりますね。大人も子どもも、本質は同じだ!まあ、年に一回だけだからいいのでしょうね(笑)。
皆さん、お疲れ様でした!先頭に立って皆を引っ張って頂いたPTA会長始め部長さん達、またOBの皆さん、企画、準備等本当にありがとうございました。(最後に「51の夜」で園長をいじってもらい、最高に嬉しく感動しました。ありがとうございました)
さて、大分長い療養生活でしたが、子ども達からの手紙がとても励みになりました。覚えたての字で「えんちょうせんせい、はやくようちえんにかえってきてね」等と書かれていると、泣けました。病室の壁に手紙を貼っていたのですが、だんだん増えてくると重くなり、夜中バサッと一斉に落ちてくるのです。それを拾いテープで貼って、また数日後、バサッと落ちてくるのを拾い拾いの入院生活でありました。
退院まで秒読みです(ちょこちょこ一時外出はしています)。リハビリ生活はこれからも続き、外で走り回ることはしばらくできません。その代わり、園内で静かに「おうちごっこ」しようかな?ちょっと似合いませんね。でも、絵本の読み聞かせはいっぱいしたいと思います。
若草キッズサッカークラブ、私の不在の間は年長保護者の庄司さんにお任せしていました。ありがとうございました。1月からは「声」だけでも復帰したいと思います。サッカー大会も近い!
すくすく畑も11月の「天地返し」ができなかったので、春先早めに耕したいと思います。皆さん、ご協力よろしくお願いします!
「記念品完成」(12/11facebookより)
2016.12.25「山形教育」(11/24facebookより)
2016.12.25「山形教育」という教育情報誌(年3回発行)があるのですが、今号に当園教諭の実践研究が掲載されました。よかったら見て下さい。他には、県内の小学校から高校までの様々な先生達の研究が掲載されています。
今回の実践研究のテーマは、「自ら考えようとする気持ちが育つようにするための環境の構成と教師のかかわりについて」です。以前に庄内地区の研修の場で発表したことがあります(パワーポイントで)が、画像にあるように「教育」を「火力」に、「子どもの育ち」を「湯気」に例えています。なので、エンディングのBGMをドリフの「いい湯だな♪」にしました笑。「♪ババンババンバンバン♪」といい火力のあんばいで、ポッポと熱い湯気を立ち昇らせていきたいですね。
「年少園児に大人気の絵本」(11/17facebook投稿より)
2016.12.23…
「チェーンソーアート」(11/1 facebook投稿より)
2016.12.23幼稚園玄関に丸太彫刻のトトロ、イヌワシ、サルが展示されていますが、これらは園児のお祖父さんより、チェーンソーアートとして制作、寄贈して頂いたものです。10月の27日、ある丸太の加工シーンをデモとして見せて頂きました。実はこの丸太、今年の3月に切ったものです。園舎改築により、ずっと昔からあったトウヒ(マツ科)という木を切らなければならなくなり、園長が精抜き供養して、卒園直前の年長プレイ園児と一緒にお別れしました。その時、一部を残しておいたのです。
https://get.google.com/…/AF1QipNnga8DOvK8aYN_ind7i7xewm8SDB…
…
やはり、ずっと長い間子ども達を見守り、若草の歴史と共にあった木をすっかりなくしてしまうのは忍びなく、何かの形で残ってほしいという思いからでした。それを見れば、かつて大空に向かってそびえ立っていたあの木を思いだすことでしょう。今はやりのレガシー(「遺物」、「受け継ぐもの」)ですね。完成品は、新園舎竣工の時にお披露目される予定です。
保育の真髄(フェイスブック10/31より)
2016.11.04そこには、
「野生でない自然がある」
「温室でない培養がある」…
「放任でない自由がある」
「抑圧でない管理があり、強要でない期待がある」。
画像は10/1に行われた「うさぎの秋まつり」のシーンで、未就園児保護者に対してこれらの言葉を紹介しています。これは、「日本の幼児教育の父」と言われる児童心理学者の倉橋惣三(1882-1955)の言葉です(「倉橋惣三と現代保育」フレーベル刊より)。職員のミーティングで、教頭先生が折に触れてこの言葉を引用しています。保育の真髄はこれだと。
これは裏を返せば、
○「野生のような自然」…人の手が及ばない、手入れがない環境。
○「温室のような培養」…過保護、過干渉。
○「放任のような自由」…ほったらかし、ネグレクト。
○「抑圧のような管理」…感情的な制御、束縛。
○「強要のような期待」…無理強い、押しつけの見込み、欲求。
このような状態に、保育者は陥りやすいということでしょう。保護者にとっても言えることですね。言葉としてただ字面を読んで念頭に置くのではなく、魂に刻み込むように肝に銘じておきたいフレーズだと思います。