この頃の子ども達~遊びの中から
2022.07.21先日、年長組の子ども達が大型積み木を組み立て、楽しそうにごっこ遊びをしていました。
その様子を見ていた私に、〇ちゃんが「(遊びに)はいりたいの?人魚になる?」と誘ってくれました。
残念ながら仕事の電話でその場を離れましたが、あとで思い出してはクスクス・・・
とてもとても愉快な気持ちでした。そう、私は人魚になれるのだ!と(笑)
子ども達は自由です。
どんなものにも変身できて、どんなところにも行ける。
〇歳の私も人魚になれるし、お姫様や悪者をやっつけるヒーローにもなれる。
子ども達の遊びの中では、立場や年齢やその他、様々な「枠」や「形」に捉われず
その世界を満喫することができる。
あたりまえのことのようで、改めて、不思議で素敵な時間が園生活には流れているなあと感じました。
その年長児達は、サメになったり、小さな魚家族がいたり、ストーリーを共有しながら、
まるで本当に海の中のように遊び楽しんでいました。
人魚達がそのうち追いかけっこを始め(・・・人魚達、足あるし、速い!?)
見ていて大笑いしましたが、そもそも「人魚に足がある!?」と突っ込みたくなるのは、
私が「枠」にはまっているからだなあと反省。
アスリートのように足が速い人魚もいるかもしれない・・・と思ってみると、
またまた日常が楽しくなるような気分でした。
子ども達といると、固定観念にとらわれている自分に気付くことがあります。
この世に見えているものは、人間の脳が認知しているもののほんの一部でしかないし、
認知していないもの、認知できないものがどれほど多いことか?
認知できることで、生活が豊かになったり様々なリスクを回避できることが多い一方で、
認知できるとの「思い込み」が危険を招くこともあり、常に柔軟な心持ちでいたいと自分自身に問います。
感染症の増大や予想外の深刻なニュースに不安はつきない日々ですが、
それでも子ども達の笑顔は輝き、変わらず全力で「今」を生きています。
創造力、尽きない好奇心、意欲に溢れています。
そんな姿を大事にこれからも育んでいける園生活でありたいと思います。
皆様もどうぞ「今」「日常」に目を向け、お子さんと発見を楽しんで下さいね。
とうとう明日は一学期終業式です。