園長ブログ

トップページ > 園長のつぶやき > 年別ア―カイブ: 2006
年別ア―カイブ: 2006

夏季保育について

2006.08.10

 夏季保育が終わりました。事故やケガもなく、子ども達が元気に二日間過ごせて何よりです。
 雨天のため野外活動ができなかったことが残念で、子ども達もがっかりしたかなと思いましたが、加茂水族館での喜びようには驚きでした。大きなサメやエイに衝撃を受け、アシカショーに大歓声を上げ、クラゲの美しさに息を呑んでいました。友だちと一緒に活動することが、どんな場面でも活気あふれる楽しさにつながっていました。
 市営体育館での昼食中、平田のお兄さん先生達がわざわざ焼きたてのニジマスを届けてくれました。自分達で捕ったものではありませんが、お兄さん先生達の思いがこもったニジマスを美味しそうに食べていました。広い体育館で存分にサッカーを楽しみ、みんなの力で少しずつひびを入れたスイカ割りはすごい盛り上がりでした。
 春からみんなで育てた作物の収穫では、トマト、キュウリ、ナス等の定番の他、トウモロコシ、スイカ、メロン、ダイコン、それに大ヒョウタンまで収穫しました。自然の恵みに感謝します。
 スパガーデンのお風呂にイモの子洗い状態で入った時は、他の入浴客の温かい視線に感謝しました。「走るな!」「飛び込むな!」、私のか細い声が隣の女湯まで聞こえていたそうです。お父さん先生や運転者の皆さんで、子ども達の体をていねいに洗ってくれました。
 若草バイキングは食事班の先生が一生懸命作ってくれ、収穫作物もふんだんに入った栄養満点の品々、子ども達も旺盛な食欲でこれに応えていました。
 夜のメインの宝さがし、初めは恐怖で先に進めない子ども達でしたが、友だち同士の励ましあいで奮起し、徐々に勇気を見せ始め、最後に宝をゲットした瞬間は、感動に打ち震えていました。今回欠席した子の分の宝も、ちゃんと見つけて持っていく優しさを見せてくれた子もいました。「全然怖くなかったよ」としらばっくれる子もいましたが、後日ビデオで検証したいと思います。
 キャンドルサービスの幻想的な雰囲気は写真では伝わりませんが、自らの火を見つめながら今日あった出来事を振り返り、意欲、思いやり、勇気の気持ちを心に刻んだ子ども達です。「ぼくたちの歌」の歌声は、今でも耳に残っています。ブラックシアターの光と色の電飾劇場を楽しんだ後は、お休みです。友だちと一緒に横になるだけで、ウキウキしてなかなか寝付けない子もいたようです。
 翌日の本堂でのお参り、そして朝食と予定の活動はあっという間に終りました。子ども達、「自分のことは自分でする」「友だちが困っていたら助けてあげる」、これをごく自然に実行できていたように思います。たった二日間ですが、確実に成長した二日間だと思います。
 速報で画像をUPしたので、どんな活動だったかは保護者の皆さんも多少は把握できると思います。でも、やはり我が子からの生の報告が一番ですね。ビデオ撮影もしたので、後日希望者に配布します。
 早番と遅番で協力いただいたお父さん先生達、本当にありがとうございました。 

2006.08.10 夏季保育について

「天敵が共存できる環境に」

2006.06.20

 すくすく畑にたくさんのテントウムシが訪れるようになりました。これは、昨年以上に作物の種類を増やしたことで、アブラムシ等が大発生し、それらを食べに来るテントウムシが増加したためです。
 いろんな種類のテントウムシがいるので調べてみました。野菜を作る側の観点からすると、テントウムシにも益虫と害虫がいます。アブラムシを食べてくれるテントウムシはもちろん益虫で、ナナホシテントウやナミテントウ等ほとんどが当てはまります。害虫としてはテントウムシダマシ(右上の写真)。ニジュウヤホシテントウとも言い、背中のツヤがありません。こちらはジャガイモやナス等の葉っぱを食害します。当初は私もその区別が分からず、子ども達と一緒になって何でも捕まえていました。何せナミテントウはとてもファッショナブルで、黒地に赤模様や赤地に黒模様の紋、そしてその紋の数もいろいろな種類があり、見ていて飽きないのです。幼虫もいっぱいいます。子ども達からも毎日のように「テントウムシ捕まえにいこ!」とせがまれますが、今は、保育室で飼育する分を除き、できるだけそっとしておくようにしています。
 有機肥料、無農薬で行っている畑なので、どうしても害虫の発生は避けられません。しかし、アブラムシに対するテントウムシ、ガの幼虫に対するクモ等のように、天敵がいることで害虫の被害は最小限に抑えられるのではないかと思います。子ども達にも事情を説明し、むやみに生き物を沢山捕まえないように話すと、彼らなりに納得してくれました。
 「害虫」と「益虫」。我々人間が勝手に区別していますが、虫達にとってはいい迷惑でしょう。彼らは自らの本能に従って、食物連鎖と呼ばれる自然の循環の輪を形成しています。農薬を散布したり科学肥料を使うことで、その輪を崩してしまうことには抵抗があります。
 すくすく畑に限らず、園庭に集まる生き物の生態を通して、自然の循環、摂理を子ども達と一緒に学んでいきたいと思います。

2006.06.20 「天敵が共存できる環境に」

「臭いは美味い!」(平成18年度広報第1号)

2006.06.10

 4月29日、新年度のPTA総会終了後、新園長の私の仕事は、保護者達との堆肥作りでした。
 以前はお供えの花はすべて焼却してきましたが、環境問題で焼却炉は撤去、数千本の花の処分に困惑した時に閃いたのが、「堆肥化」でした。花を砕いて作った堆肥の発酵から熟成に至るメカニズムは、自然の摂理の不思議さを存分に感じさせてくれます。
 しかし・・・「臭い!」のです。発酵中は六十度にも上る堆肥から発せられる、モクモクした湯気に混ざる強烈な酸味がかった香り、そのパワーは、近くで井戸端会議を繰り広げていたお母さん達を、一瞬の内に消滅させてしまうほどの強さでした。
 しかし、この堆肥を畑にすき込み、ほとんど追肥もしないで育てた野菜の美味しいこと!有機、無農薬栽培で時には虫喰いのものもありますが、安全で新鮮な作物を、子ども達は収穫後、実に美味しそうに食べます。
 循環とは、「無(有)」から「有(無)」に至る段階を繰り返す過程で、それぞれの対極を経るのが常です。堆肥もその過程に組み込まれ、臭い段階を経たからこそ肥沃な土壌となり美味しい作物の源となる、要するに「臭いは美味い」のであります。
私も堆肥のような(?)園長になれたらいいなあと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

2006.06.10 「臭いは美味い!」(平成18年度広報第1号)

このページのトップへ