すくすく畑天地返し
2007.12.20 天地返しとは、寒さの厳しい時期に、土の表層と深層を入れ替えることです。これによって、土の中の病原菌を死滅させたり、雑草の宿根を寒さにあてて、春に生えてくる雑草を抑える効果があります。
お父さん達十数名から集まっていただき、天地返しがスタートしました。一列目を掘ったら、二列目の土を順番に入れていき、深い所にあった土を表面に出していく工程です。かなりの重労働でしたが、皆さんスコップで一生懸命穴を掘って作業を進めていただきました。おかげで、短時間で畑全面の天地返しが完了しました。お父さん達汗びっしょりです。
天地返しが早く終了したので、堆肥の切り返し作業に移りました。皆さん、「聞いてないよー」と言いたげな表情です。堆肥作業は、それだけ心の準備が必要なのです。匂いを付けて帰ったら、奥さんの雷が落ちるからだと思います。そこを無理にお願いして作業を始めました。シートを開けたとたん、湯気がモクモクと上がりました。すごい発酵熱です。五十~七十度に達する熱さです。三ヶ月経過してもこれだけ発酵が進んでいたのが驚きでした。実は混ぜる肥料を前回変更したのですが、これが功を奏したのでしょう。微生物の活動が去年より活発になっている証拠です。これならば、今まで以上の良質な堆肥が出来そうです。
私は、堆肥作業歴四年ですでに発酵の独特な香りに慣れっこになっており、むしろあの酸味がかった匂いが好きです。この香りが、美味しい野菜の基になるのですから。是非保護者の皆さんにも、この香りを広めていきたいと思っております。(無理かな!?)
皆さんのご協力で、堆肥作業もあっという間に終えることができました。 「すくすく畑二〇〇七」今年も豊作でした。
ありがとうございました!