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「お菓子大好き!」だった時期

2012年05月30日

 今年の入園式で「お菓子だいすき!」という曲を踊って以来、うさぎの春まつりやくりの木会など、何度も踊る機会がありました。そのたびに「お菓子大好き~!」と声を張り上げていますが、実際そんなにお菓子が好きか?と言われると、先生達は本当に大好きで、ダイエットの話をしながらお菓子をモリモリ食べています。新製品には敏感な先生達です。私はそうでもなく、やはりお酒のつまみの方がいいかなと思ったりしますが、実はお菓子を食べる時間がとても待ち遠しい時期がありました。

 それは、今から20年前、お坊さんの資格を取るために福井県の永平寺という山奥のお寺で修行していた時です。平成4年から2年間修行したのですが、この時は食事も最低限のものしか食べられませんでした。
 でも、1ヶ月のうちで4と9の付く日、四九日(しくにち)というのですが、4日、9日、14日、19日、24日、29日、これらの日はお菓子を食べてもいい日なのです。
四九日はその他にも、起床時間が1時間遅くて4時半でいい、お風呂にも入れるなど特典があったのですが、何といってもお菓子が食べられるのが一番の楽しみでした。

 普段糖分に飢えている私達は、5日に1回、故郷の両親から送ってもらったお菓子を皆で分け合ってむさぼるように食べるのです。大の大人が、お菓子を食べる日を待ち遠しく思うなんてちょっと信じられないかもしれませんが、その日が来ると朝からもう楽しみ楽しみ。この日だけは我々も子どもに帰るのでした。皆で分け合うと言っても、ちょっと自分の分が足らないと文句の言い合いになったりして、子どもより始末が悪い時もありました。恵まれた世の中だからこそ、修行の場においては人間の卑しい、悲しい部分も味わう機会にもなりました。

 だから、「お菓子が美味しい!お菓子大好き!いっぱい食べたい!」という気持ちはよくわかります。でも今、園長がそんなふうだったら、子ども達から笑われますね。

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