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わが子へ望むこと

2010年06月10日

 今日は、「わが子へ望むこと」について、少しお話します。

 ある大手の塾で、「カリスマ講師」と呼ばれていたAさんの体験談ですが、塾へ入会希望の保護者へ、毎回入会希望の理由を聞くそうです。当然保護者(ほとんどがお母さん)は「子どもに勉強してほしいから」と言いますね。するとAさんは、「なぜお子さんに勉強してほしいのか?」とさらに尋ねます。すると、「いい学校に入ってほしいから」とか「学歴がないと将来困るから」、「一流の会社に入ってほしいから」などと答えるそうです。
 Aさんはその答えに対しても、「なぜいい学校に入ってほしいのか?」、「なぜ学歴がないと将来困るのか?」、「なぜ一流の会社に入ってほしいのか?」などと、どんな答えに対しても「なぜ?」「なぜ?」を繰り返し、保護者の答えをどんどん掘り下げていくのです。
 そうするとどの保護者も、最後に残った答えが、「子どもに幸せになってほしいから」になるそうです。そこでAさんは、「あなたの言う幸せとはどんな状態ですか?」と聞きます。保護者は、「健康で、ある程度のお金があって、周りの人から信頼されて、愛する家族に囲まれて、笑顔の絶えない人生を送ってくれたら、親として言うことはない」と、大体このようなことを言います。そこには「一流の大学」とか「いい会社」とかいう言葉はないのです。

 Aさんは過去に数多くの生徒を塾で教えてきたので、社会人になって活躍している教え子もたくさんいます。そこでAさんは、教え子に片っ端から連絡をとって、「今、おまえは幸せか?」とズバリ聞いたそうです。何百人もの教え子に聞いたそうですが、その結果は、当然ながら「自分は幸せだ」という人達と「幸せじゃない」という人達に分かれ、そこにはある共通点が浮かび上がったそうです。
 「幸せな人生を歩んでいる人」の共通点というのは、周りの人を喜ばせることに喜びを感じられる人であり、お客さんに喜んでもらおうと、そういう思いで仕事をしている人は幸せになっているのだそうです。
 逆に「不幸せと感じている人」は、「私はもっと稼ぎたい」、「私はもっと出世したい」、「自分が自分が」という人であり、そこには他人の喜びを考える余地はありません。

 このことから、わが子に幸せな人生を送ってもらおうと思ったら、「周りの人を喜ばせることに喜びを感じる」、「他人の心情をくみ取ることができる」、そういう子に育てることが大切だとAさんは言っています。結局、人は他の人との関わりの中で生きていくのですから。(「他人の喜びが自分の喜び」ということについては、次回にまた書きます)

 皆さんは、お子さんに何を望みますか? 

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