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「泥んこ」と「幸せ」の関係、その科学的考察 (9/12 リレーブログより転載)

2014年10月09日

7年前にアメリカの学者が、ある研究結果を発表しました(2007年5月、米学術誌「神経科学」掲載…『免疫反応によるセロトニン作動システムの発見』)。マウスの実験によるものですが、簡単に言うと、土壌中に含まれる微生物により、セロトニンが活発に放出されることが実証されたのです。セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれ、気持ちが元気になったり、物事をポジティブに考えるという作用があります。なので、「うつ」の症状の患者に対して、泥んこ遊びをさせて、土に含まれる微生物の働きでセロトニンを分泌させ、うつ症状を改善させる試みが図られているそうです。 
  
自然の中で過ごせば、この微生物は自然に飲み込んだり、呼吸とともに体内に入ってくることが十分考えられるそうです。近年、アレルギーの子どもが増えたり免疫的に弱かったりする原因が、保護者も含め、自然の中で遊ばなくなったり生活環境が清潔になりすぎて、土壌菌などに触れる機会が無くなったためだ、とする考えが報告されています。
 
泥んこプールは、何年か前にお父さん達と一緒に手作りしたのですが、それ以来、一番利用しているのが園長です(笑)。自分も若草幼稚園時代、毎日泥にまみれて遊んだ記憶があります。泥んこ遊びが一番楽しかったという自分の経験から、園児達にも積極的に土と触れ合う機会を設けています。でも、昔と比べて今の子ども達は、汚いことを避ける風潮があります。今の時期にいろいろな雑菌と接して(少し語弊がありますが)、免疫力を高めることが必要だと感じます。保護者からもご理解いただきたいと思います。
 
先ほどのセロトニンは、園芸などの土いじりでも放出されることがわかっています。泥んこ遊びだけでなく、すくすく畑の野菜作りの活動も益々活発に取り組んでいきたいと思います。そうして、みんな幸せになろう!!(笑)

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