すくすく畑に思うこと
2013.02.14このままいくと次は卒園式ネタになりそうで、それが最後!?かと思うと寂しい・・・それで今回は二度目の番外編でいきたいと思います。
酒田にもいろいろな幼稚園がありますが、若草ほど大きい畑をもっているところはないでしょう。子どもたちには楽しいすくすく畑ですし、父兄でも畑作業が好きだと思っている人も多いのではないでしょうか。農業というと難しく考えてしまいますが、人間には一番身近なものと考えていいかと思います。”食”と密接な関係があるからです。食事=農業とは言い切れませんが・・・
例えばメロンです。みなさんはメロンをどうやって作られ、どういった経路をたどって食卓にあがるか知っていますか?簡単ですよね、種をまいて水をかけて・・・あとは天気が良ければOKです。それをスーパーで買うだけですよね。でも今かなり省略しました。ぶどうは知っていますか(笑)?ちなみに園庭にもあります。ほとんどの方はスーパーで並んでいるあの形、逆三角形で、よく絵にあるようなあの形。でも最初からあの形ではないんですよ。農家が一房一房一粒一粒丁寧にハサミであの形にしていくんです。これを説明するとびっくりする人が多いことが私にはびっくりでした。私は仕事がら当然のように考えていたことを多くの人は知らない、どのくらい手間をかけて、どのくらい時間を費やしたのか。でもそれは仕方ないことなんです。そのような環境になければ気づきもしないことなんです。スーパーに曲がったきゅうりはありません、でもきゅうりは曲がるのが普通です。今は品種改良で曲がらないきゅうりがありますが。東北に生まれ山形に生まれた人たちはそんなことはないかと思いますが、現副会長の奥様のように東京生まれ東京育ちのような方は”えっ”メロンて木になっているんじゃないの???なんていうかもしれませんがね(笑)
参考ですが山形県では西洋なしとサクランボの生産量は日本一です。枝豆とスイカは3位、ぶどうは4位、りんごとメロンは5位です。
最近の農業の話題といえばマスコミで騒ぐような農薬問題や肥料の問題ばかり目立っていますが、今度ごく自然に食卓の野菜や果物はどうやってつくられたのか、どんな思いが込められているのか、ほんの少しでもいいので子どもと一緒に考えてみてください。きっと楽しい会話が出来るはずです。図書館で調べるのもいいかもしれません。身近でごく当たり前のものほど知っているようで知らないことが多いですからね。
子どもがどんな物に興味がでて、どんな道に進んでいくのか親の影響が大きいと感じてます。こうやって将来、農業後継者、研究員、農学博士など”農”の道に進み、いつかノーベル平和賞(!?)をいただいたときに「きっかけはすくすく畑でした!!」となればすごいことですよね。ついでにFCバルセロナの10番、なでしこジャパン、ヤンキースの4番バッターそんな世界最高クラスの人間が若草の卒園生から出たら嬉しいね。