ワクワクする「すくすく畑」
2013.03.25 園長です。彼岸も過ぎ、ようやく暖かい春がやってきました。この時期一番ワクワクするのは、畑作業の段取りを考える時です。雪に埋もれていた土がむき出しになり、「さあ、早く耕して!」と催促してるようです。
前年に植えたいちごや玉ねぎの苗が、冬の厳しさに耐えて小さな姿を元気に見せてくれます。多年草のハーブ(ミントやフェンネル、コモンタイムなど)が、ここから勢力を盛り返そうと、ちっぽけながらも自ら広がり始める気配が感じられます。
まずは明日26日、春彼岸で出たお供えの花の粉砕作業があります。これはシルバー人材センターの方々から協力いただきますが、幼稚園のプレイスクールの園児たちからも手伝ってもらいます。お供えの花はビニールに包まれたり、ゴムで巻かれたりしてますが、これらは有機肥料にならないので、ハサミでそれらを切って取り除いてもらうのです。
そして大量の花を、機械にかけて次々に砕いていきます。米ぬか、鶏ふん、油かすなどもこの時点で混ぜます。また、昨年秋彼岸で作った堆肥も、この時にすくすく畑に運びます。半年経って、良質な堆肥に生まれ変わっています。
30日の土曜日は、お父さん達から集まってもらい、その良質な堆肥を畑一面にすきこんでもらいます。かなりの重労働ですが、みんなで汗をいっぱいかいて、土と格闘しながら頑張ります。土の匂いを感じると、人間はやはり自然と一体なのだなあと清々しい気持ちになります。お父さん達同士も、汗にまみれ、土にまみれ、堆肥の臭さにまみれ、でも笑顔で声を掛け合います。
だからすくすく畑は、一番ワクワクするのです。