安心材料は?
2013.05.14 入園してから、約1カ月過ぎ、楽しみにしていた遠足も無事終了しました。皆様のご協力のお陰です。ありがとうございました。
子ども達は園生活に慣れてきたとはいえ、個人差があり、未だに朝、親子の格闘が展開されているご家庭もおありのことと思います。毎朝、ぐずるお子さんを園に送り出す側はどんなにか辛い思いをなさっていることでしょう。
幼稚園では、一人ひとりが安心できる場所や物、人、遊びなどが見つかるように援助しているところです。幼稚園がその子にとって何か一つでも楽しみの場であったり、嬉しいと思える出来事があったり、誰かと顔を合わせ微笑みあったり、何気ない会話をたのしんだりできるよう、決して子どもたちをあせらせることなく、自分でその楽しみを見つけることができるように・・・・と思っています。
少し時間がかかるかもしれません。あれもこれもお膳立されたレールに乗るよりも、自分で探す作業は時間を必要とします。
毎日職員室で過ごすことの多かった○ちゃんも この1カ月の間に確実に自分のクラスにいる時間が長くなりました。しかも、その日は突然にやってきます。昨日まではちょくちょく顔を見せ世間話をしていたのに・・・・です。
自分のクラスに自分の居場所を見つけ、その中でお気に入りの遊びが見つかり、同じ場所で遊んでいるお友達とだんだんとつながっていき、とうとう職員室には顔も出してくれないほど園生活を楽しんでいくようになります。クラスでちょっと不安なことがあると職員室にきて、少しゆったりと過ごし、そしてまた戻っていく。 自分で見つけた世界は、しっかりと根を張り巡らせていき土台を作り上げていきます。
集団生活の第1歩を踏み出した子どもたち・・・安心材料はタオルであったり絵本であったり、先生の洋服のはじっこだったり、繋いだ手であったり・・・・
さあ、ゆっくりでいいからね。楽しいことたくさん見つけていこうね!!!