襷をつなぐこと
2012.10.29 園長です。サハラ先生が駅伝の話をしていたので、私も少し。少年時代から社会人に至るまでサッカーしかしてこなかった私が、何でマラソンやトライアスロンに目覚めたかと言いますと、酒田に戻ってきてからしばらくは、母校のサッカー部のOBチームに所属し、週末はボールを蹴っていました。しかしお寺は土日の方が忙しいので、徐々に試合に参加できなくなってきてモンモンとしていた所、一人でも汗をかけるスポーツとして、トライアスロンに出会いました。30代前半の頃で、お腹まわりもだぶついてきたのが気になりだした時期でもありました。3種目練習する大変さもありましたが、本番の大会で苦しい中を耐えてゴールした時の達成感は、何事にも代えがたいものがありました。
そこからはチームスポーツのサッカーから離れ、ただ黙々とおしんレースや地元のマラソン大会に出るようになったのですが、やはりどこか一人でやる孤独感というのがありました。そこで幼稚園の保護者に冗談半分で声をかけたところ、運動不足を実感していたお父さん達が共感してくれて一緒にやるようになったのです。基本は一人のスポーツですが、練習を一緒にしたり、リレーで大会に参加するなどしてチームスポーツのだいご味も味わうこともできます。保護者の皆さんが汗をかいて顔がテカテカしてる様を「大人が輝けば、子どもも輝く!」と勝手に決めつけ、子育てにもいい影響があるんだと諭して積極的に仲間を引き込んでいます(皆さんは「だまされた」と言いますが…)。そういったことに関心がない、運動することが苦手な保護者の方々には、園長の私が公私混同しているようで、苦々しく感じている方もいるかと思いますが…。すみません、こんな園長です。
駅伝に関しては、それまで琢成学区チームで出場していたのですが、トライアスロンの仲間が増えたこともあり、若草単独チームを作ってみたいと4年前に思い立ち今に至ります。素人集団の自己満足と言われればその通りなのですが、襷をつなぐことが、単に次の走者に手渡すということにとどまらず、自分の頑張り、思いを次の人に託す、第1走者から徐々にしみ込んだ汗と一緒に、熱意や気力、使命感を次に伝える作業の集大成のような気がします。そして、その様々な思いを共有することで、信頼感や一体感が知らず知らずの内に培われていくのです。ちょっと大げさですね(笑)。箱根駅伝の見すぎです。
だから今回現役、OB両チームともそろって襷がつながり、本当に嬉しく思いました。毎年メンバーは変わるので、今後駅伝がどういう展開になるかわかりませんが、できるだけ新戦力も募りながら続けていきたいと思っています。スピードはあまり問いませんが、3キロを15分ぐらいで走れればOKです。もし、選手としては無理でも何かで関わりたいという方は、サポート大歓迎です。
すいません、話が長くなってしまいました。明日の小山先生に襷をつなぎます。