お盆の３日間
2011.08.11 園長です。お盆直前ですね。プレイとベビーはあさってから３日間お休みします。ということで、せっかくこの時期にブログが廻ってきたので、お盆の時の私の予定をお話します。（誰も興味ないかもしれませんが…）
１３日は、酒田市内の新盆（にいぼん）の檀家さん宅を訪問します。昨年の８月から今年の７月いっぱいまでに亡くなった方の供養のためです。何十件にもなるので、私ともう一人のお坊さんと手分けして廻ります。原付バイクが小回りが効くので便利です。
朝７時頃からスタートするのですが、事前に訪問時間（○時○分）を指定したハガキを送っているので、皆さんその時間に合わせて自宅の仏壇の前で待っていてくれます。読経後、檀家さんといろいろお話したいのですが、その時間がないためそそくさと失礼します。慌ただしくて申し訳ない気持ちです。その際、檀家さんから冷たい飲み物をいただくと元気が出ます。でも、あまり飲みすぎると、汗びっしょりになるので気をつけないと…。何せ、下着のシャツ、襦袢（じゅばん）、着物、衣と４枚も重ねているので。
お昼頃、飲食店で冷やし中華を食べ、パワーを付けます。その後もひたすら訪問、読経の繰り返し。さすがに最後の方は足も痛くなってきますが、皆さんにとって新盆は特別な供養なので、何とかきちんと読経を終えると、ホッとした気持ちになります。終了後お寺に帰り、本堂でお施餓鬼の供養をします。この日は、夜まで檀家さんのお参りが絶えることなく続きます。
１４日は、大宮、藤塚、田村、宮海地区、１５日は、古湊、宮野浦地区を廻ります。これらの地区は、毎月の月忌訪問の対象外で年１回だけの読経です。なので貴重な機会です。
この地区の年配の方々は、先祖のために精霊棚を丁寧に作ります。盆提灯、素麺、昆布、ホウズキ、ナスの牛・きゅうりの馬（先祖があの世からこちらに来る時、そしてあちらへ帰る時の乗り物）、水の子（野菜をサイの目にきざみ、洗った米を混ぜて、清水を満たした器に入れます。 あの世で飢えに苦しみ渇いたのどに少しでもらくに通るようにとの祈りをこめたもの）など…。これらの地区の方々は、昔からの伝統を受け継いで、お盆の飾り物にもこだわっています。読経後、おじいちゃん、おばあちゃん達は、「暑い中、もっけだの～」と気遣ってくれます。世間話を少しして、また次のお宅に向かいます。
３日間、毎日何十件も檀家さん宅を訪問し、すべてが終わるとさすがにくたびれて放心状態（？）になりますが、檀家さんとの絶好の交流の機会なので、今年も頑張ろうと思います。
皆さん、バイクで走っている私を見かけたら、声をかけてください。
明日は、盆休みの前日、プレイの小山先生です。
