ワンちゃんとばあちゃん
2007.12.07
先日檀家さん宅にお経を読みに行った日のこと。いつもいるでっかくて人懐っこい犬とおばあちゃんが留守で、お嫁さんが一人でいました。実は、犬は残念なことに数ヶ月前に亡くなっていたのでした。それを知らないで、
宗徳「ワンちゃん、今日はいないですね?」
嫁さん(どうやら、「ワンちゃん」を「ばあちゃん」と聞き間違えたらしくて)
「今、お医者さんに行ってるんですよ。○○医院に」
宗徳(そんな名前の獣医さんあったかな?と思いながら)
「そうですか。どこが悪いんですか?」
嫁さん「足なんですよ。○○○(県立)病院からも薬もらっているんです」
宗徳(へえ~、いまどき○○○病院では、ペットにも薬を出すのか…と驚きながら)
「足ですか…。体が大きいから足に来ちゃったんですねえ」
嫁さん(おそらく失礼なことを言うなあと思ったであろう。実はおばあちゃんも体が大きい…)
「そうなんですよ…・。もう年だし」
宗徳「でも元気ですよねえ。私、大好きなんですよ。」
嫁さん「はあ…」
宗徳「かわいいし…」
嫁さん「・・・」
宗徳「前来た時は、ガバッとのしかかられてペロペロなめられました」
嫁さん(ようやく納得したようで)
「それっ、犬のことですね・・・。実は6月に死んでしまったんです」
宗徳「えっ!・・・それは…失礼いたしました」
勘違いしてても、話が進行してしまうのですね。あせった、あせった。
Post by 宗徳