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東北農政局のHPで紹介されました

2014年05月01日

東北農政局のHPに、食育ブログ「 食(ク)リックひろば」が設置されているのですが、このたびの東北地区食育コンクールで審査部会長賞を受賞した本園の取り組みが、4/30日付けで詳しく紹介されました。ありがとうございました。
http://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/index.html#140430

こちらにも転載させていただきます。

「今日は、平成25年度東北地域食育活動コンクールの農林漁業体験分野で審査部会長賞を受賞された、山形県酒田市の学校法人龍州(りゅうじゅう)学園 若草幼稚園の「すくすく畑の堆肥作りから野菜収穫まで」の取組をご紹介します。
http://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/img/dscf2404.jpg
こちらの幼稚園は、曹洞宗の「持地院」というお寺の敷地内にあり、このお寺のご住職が園長を務めている幼稚園です。

お寺ですから、墓地もあり、お盆やお彼岸には多くの檀家さんたちが、ご先祖様や亡くなった方の供養のためにお墓参りに訪れます。

そのときに、供えられるたくさんの供物やお花は、昔は野焼きなどをして処分していたのですが、時代と共にその処分がだんだん難しくなり、有料で業者に頼まなければならなくなりました。

供物や供花の大体はお墓参りに来た方たちにもって帰ってもらうそうですが、それでも残ってしまうものもあり、かなりの処分費用が掛かるのだそうです。

そこで、住職さんが考えたのは、供えられた花を堆肥化して再利用できないか??ということだったそうです。

供えられた花を堆肥にすることは、エコロジーにもつながり子どもたちにも良い教育になると考え「堆肥つくり」の取組をはじめたそうです(*^。^*)。
私たちは生きてるのではなく、食べ物などの命を頂いて自然に生かされている・・・。

そういえば・・・仏教の教えの「無常観」は、形あるものは必ずいつかは滅し、万物は「生・住・異・滅」を繰り返して転変する・・・つまり全てのものに永遠はないというものです。

お墓に供えられたきれいなお花も時間とともに枯れてしまいますが、その花が堆肥になり、土に戻り、栄養となって野菜を育て、その野菜を食べ物として頂いて生きていく。仏教の教えの「輪廻転生」(生きているものは滅してもまた生まれ変わる)にも通じるような気がします。
お寺の幼稚園ならではの食育の取組ですね!
http://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/img/dscf6056.jpg
さて、実際の堆肥作りでは、お花を包んでいるビニールやゴムなどは土に還らないので、年長の園児たちがハサミを使って取り除く作業をまず行ないます。その際、茎が腐っていて、ニオイが臭かったりするのですが、そういった経験も、「万物は循環して成り立っている」という事も身をもって体験出来る良い機会になっているそうです。
http://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/img/dscf1044.jpg
その後、花は刻まれ、鶏糞・油かす・ぬか・籾殻・発酵促進剤などを混ぜ発酵させます。
ホカホカと湯気を出し、発酵している堆肥を見て有機物が土に還る仕組みも子供たちは学びます。
そうして出来た堆肥を栄養として、100坪以上の敷地でトマト、ナス、ピーマン、ニンジン、とうもろこし、スイカ、メロン、かぼちゃ、小松菜、アイスプラント・・・・などなど、実に様々な野菜や果物を育てています。

作物が育つ様子をきっと園児たちは「早く大きくならないかなー」と純粋な気持ちで楽しみに見守っていることでしょう。そして収穫したものは生でそのまま食べたり、炭火で焼いたりして食べるそうですが、自分たちが作った野菜や果物は格別な味なんでしょうね!
http://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/img/dscf6812.jpg
保護者からは、野菜嫌いだった園児が、自分たちで作って収穫した野菜がおいしくて野菜嫌いが直った!との喜びの声もあるそうです。

作業工程ではシルバー人材の方々との共同作業もあり、地域のお年寄りとのふれあいもあるそうです。

また、保護者もこの活動に関わっていることで、野菜づくりに興味が湧き、家庭でも家庭菜園を始めて家族ぐるみで食への興味が広がった、など、食育の広がり、効果をみせているそうです。まさに「すくすく畑」では作物だけじゃなく、子どもたちもみーんなすくすく育っているんですね(^○^)。

おいしそうに食べている園児の姿、とても楽しそうです♪♪
土に触れ、作物を育て、命や自然、仏教の教えも学ぶ・・・。

供花を堆肥化するという着眼点もすごいし、本当にすばらしい取組だと思います。
これからも、子どもたちをすくすく育てる食育活動を続けていただきますよう、ご期待申し上げます。

平成26年4月30日
(東北農政局HP、食育ブログ「 食(ク)リックひろば」より転載)

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